T-5 溶液の調製1 |
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ア):実験ノートにa〜f溶液調製に必要な溶質量の計算を行う。必ず自分の実験ノート上に計算の式をすべて記載し、計算結果を記録する。 |
解説:<溶液調製に必要な溶質量の計算> |
a:3%(w/w)
NaCl溶液を100g調製しなさい。 溶質3g/溶液100g となります。 |
b:3%(w/v)
NaCl溶液を100ml調製しなさい。 溶質3g/溶液100ml となります。 |
c:0.5mol/l
NaCl溶液を100ml調製しなさい。 で良いわけですね。 |
d:5%(w/w) D-Glucose
溶液を100g調製しなさい。 溶質5g/溶液100g となります。 |
e:5%(w/v) D-Glucose
溶液を100ml調製しなさい。 溶質5g/溶液100ml となります。 |
f:0.5mol/l D-Glucose 溶液を100ml調製しなさい。 調製する溶液の溶質はD-Glucoseでd:、e:と同じですね。調製する溶液の濃度が0.5mol/lですから、濃度はc:と同じですね。濃度の単位はmol/lつまり/lですから、リットルあたり、つまり1リットル(1000ml)ですね。しかし、調製量は100mlで、1000mlではありませんね。ここはc:と同様に注意してください。
溶質9.009g/溶液100ml |
解説:<計算は、最初に1mol/l溶液を算出し、次に濃度や調製量を合わせる> |
でもこのまとめの計算式は、よほど慣れてからにしてください。計算違いを防止するために、実験の計算に慣れて経験を積むまでの1年以上は必ず、 |